あなここでは、食はとても重要視されています。
アダルトチルドレンの特徴として
味がよく分からない という傾向が多いようです。
「残さず食べなさい」
「お醤油かけすぎよ」
「テレビを見ながら食べないで」
など、食事中にずっと指摘され続けていたり
家族が食卓を囲んでの楽しい会話のやりとり
「おいしいね~」
「ちょっとこれまずいんじゃない?」
といった自由な発言よりも、
いかに場の雰囲気(お母さんの機嫌)を壊さずにやり過ごすことの方を優先する家庭では
味わうということから遠くかけ離れた状態になり、味覚が順当に育っていない場合が多いようです。
食事中のしつけだという考え方もあります。
ですが、躾ける内容がお母さんの機嫌で大きく左右されて子どもは常に親の顔色をみることに集中してしまいます。
それでは子どもは自分がおいしいと感じる味覚はすっかりと遠のき、味覚の方に意識がいかなくなって味がわからなくなるようです。
そのことについて、下の動画「欠損について」で詳しく説明しています。
※「心理カウンセラーzuka」は cocoracu のあなここ内での活動ネームです。
食のミッション
さて、あなここのセッションでは
まず味の軸をつくろうという話から、あなここのアドバイザーのきんたろうさんが作っているカレーを自分たちで作ってみようというミッションがでました。
料理の方法を言葉で伝えただけで、どれだけ受け取れているのか?ということも参考にできる試みでした。
レシピ
- 玉ねぎを8個くらい薄切りにしてきつね色になるまで炒める
- 牛スジ肉を焼いたものと水・コンソメを入れて長時間煮込む
- 2種類のカレールーを入れて、再び煮込む
チャレンジ1度目
玉ねぎをたっぷり使うカレーなのに、甘口のカレールーを入れたために甘ったるく、牛スジ肉のプルプルが家族には不評でした。
自分でも出来た気がまったくせず、写真すら撮りませんでした。
チャレンジ2度目
次のカレーです。
使用した鶏肉、ルーは
ジャワカレーのスパイシーブレンド
二段熟カレーの甘口です。
ここで鶏肉を使ったらもっと黄色いカレーになるのでは?と言われ
チャレンジ3度目
そんなことないやろ~と思い、また同じように作れるだろうとチャレンジしてみたら・・・
それがこれです。
アドバイザーきんたろうさんが言った通り、黄色っぽいカレーになりました。
同じ材料で、同じ時間をかけて作ったのにもかかわらず、ルーと具が前回とかなり違う仕上がりになりました・・・
そこで、きんたろうさんカレーとよく似た見た目のカレーと聞いた、ロイヤルホストのジャワカレーを食べに行きました。見た目や味を観察することが目的です。
ロイヤルホストのカレーを味わう
食べてみて、辛い・・・
前回、前々回の鶏で作ったカレーもほんとは辛かったんですが、これがいいんだろうと思っていたので、美味しいということにしていました。
でもやっぱり辛い。
それに私はルーをたっぷりとかけて食べるのが好きだということも分かりました。辛いとたくさんルーが食べられないんです。
そのことを私は「ごはんが多い」という表現をしました。
チャレンジ4度目
家に帰って次に作ったカレーです。
ルーはジャワカレーの中辛
二段熟カレーの甘口
お肉も牛肉を使って作ってみました。
ええ、美味しかったです。レシピを聞いて同じ時間をかけて煮込んだにも関わらず、この3パターンの違い。
勝手にお肉を変えてみたり
実をいうと、2度目と3度目の火加減が違っていました。2度目だけ、弱火と中火の間で煮込んでいたので、途中で汁気が無くなってしまい何度かお水を足しています・・・
同じカレーを作るのにどれだけ安定して作れないかということがよくわかりました。
こうやって味の基準を定めることで、次に食べた味と比べることができます。
今までは味の基準が自分にはないことで、他の味と比べることも出来ていませんでした。
このカレー美味しいね♪
と言われても、自分にとってどんなカレーが美味しいものかも決まっていなかったので
そうね~
などと適当に合わせて答えることしかできなかったんです。
今回作ったカレーを基準にして、次のカレーを食べた時は
甘いな~とか、辛いな~とか、薄いな~
などと感じたり、自分の好きな味というものを見つけたりする軸づくりになりました。
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