生きづらさを抱えている人は、人間関係において自分の認知に歪みやずれが起きていることが多々あります。そのことが元となりコミュニケーションがうまく取れなくなり生きづらさにつながります。
私の場合ですと、認知の歪みやずれから家族に問題が次々と起きたのです。
自分の認知にゆがみが起きていると知るには随分と時間がかかりました。
思い返してみれば、小さい頃から人と話していると私は内容をズレて受け取っているようなことが多々ありました。
それが小学校低学年、高学年、中学校、高校と、周りの子たちの成長と比べてどんどんズレていったのですが、自分ではそうとは分からず、ただその場その場で周りにあわせる能力だけが育っていったように思います。
社会人になると、学生の頃ほど友達と密着する関係が少なくなり、一般社会の中で上手くやっていく能力をいくらか身に付けていると思っていたので、さほど苦しさは感じていませんでした。
しかし、今思うと私の言動のおかしさは所々にありました。いまでこそ発達障害などの生きづらい方の抱える状態の概念が、社会一般的に知れ渡ってきていますが、その頃にはそのような言葉もなく
なんか私っておかしいかも?
と、うっすらと思いながら毎日を過ごしていました
結婚と予想外の同居
自分の生きづらさが問題となって、再び苦しくなってきたのは結婚してからのことです。
私は縁あって夫と結婚をしたのですが、1ヶ月も経たないうちに義両親と同居することになりました。義父がガンと診断されて手術することになり、大きな病院が近くにある我が家で暮らすことになったのが同居の理由です。
いずれ足腰が立たなくなったら介護をお願いね
結婚する前に義母には言われていましたが、まさか結婚して1ヶ月もしないうちに同居することになるとは夢にも思っていませんでした。
ですが病気ともなればそれは仕方がないと、義両親が我が家を用意してくれたということもあり、もともと外面が良く相手に合わせる私は
どうぞどうぞと同居を受け入れて、夫の両親との生活が始まりました。
妊娠・出産したことでの私の抱える問題
同居して2ヶ月経った頃、私は長男を妊娠しました。
その頃には同居のストレスもかなり溜まってきていて、私は夫に義両親からどれだけ被害を受けているかを陰で訴えていました。
そもそも人間関係をうまく構築できる能力が低い私と、どう折り合いを付けて行こうかと義両親もあれこれ考えてきてくれていたとは思うのです。
しかし私からすれば
この結婚ははめられたものだったんだ
としか思えず、申し訳なさそうにする夫に殺気をだしていました。
コメント